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【最新】ウッドショックとRayCraft|加藤工務店の取り組み
皆さんこんにちは。PRの小鹿です。
今日はいつものブログから少し変更して
珍しく真面目(?)な記事となりますので、どうぞお付き合いください。
このブログを読めば、ウッドショックの基本情報からRayCraft|加藤工務店の取り組みまで分かると思います。
それではどうぞ↓↓↓
1.ウッドショックとは?
皆さん「ウッドショック」という言葉聞いたことありますか?
最近はテレビのニュースでもよく取り上げられ始めていて、耳にした人も多いと思います。
ただ、初めて聞いた人もいると思いますので、ご説明いたします。
ウッドショック
1970年代、石油不足から日本で起こった”オイルショック”と同様、現在世界的に木材不足となっており、名の通り”ウッドショック”の影響が2020年からじわじわ起き始めている事。
「なーんだ森で囲まれた日本だから関係ないでしょ?木いっぱいあるじゃん」
と思うじゃないですか?
でもそれは残念!
実は日本の住宅で使用されている木材はおおよそ6~7割が海外からの輸入材。
上記内容を意外と知らないかたも多いと思います。
「えっ?そうなの?何で海外の木材使うの?そして日本の木じゃ駄目なの?」
はい。そう思うのが普通だと思います。
でもこれは本当に根深く複雑に絡み合った問題で、一朝一夕で解決できない事だからこそ、世の中のハウスメーカーから工務店、はたまた家具屋など木材を使用するところは頭を抱えている事なんです。
このブログでは一つ一つ問題を深掘りし、実情を知ってもらえれば嬉しいです。
2.ウッドショックの原因とは?
では世界的にウッドショックが起こっている原因とは何でしょうか。
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海外の現状
①アメリカ
住宅ローンが低金利で推移し、結果住宅バブル状態。更にコロナの影響、さらに住ごもり需要で郊外の住宅建築ラッシュとなる。
→結果、今まで以上にアメリカ国内の木材需要が増えている②中国
世界で一足先に新型コロナウイルスから脱却し、経済立て直しと自国の成長拡大も相まって大量の木材買い付けに走っている
→中国国内需要も高まっている③コンテナ不足
新型コロナウイルスの影響で、世界各地の海運業で働かれている方が減少し、コンテナを保有数が減少。さらにアメリカや中国のコンテナ抱え込みにより世界でもコンテナ流通量が減少している。
特に日本の住宅では「米松(ベイマツ)」というアメリカやカナダで採れる木材を多く使用し、そこそこ固くて寸法の狂いも少ないので住宅関係から、家具まで幅広く使用されていました。
ここにきてアメリカ国内の自国消費の需要が増え、さらに日本だとクレームが出そうなちょっとした粗悪品も自国で高く売れる。それならば日本に回ってこないで自国で処理しますよね。
結果、自国で囲い込みしてしまい、さらにコロナの影響で運ぶコンテナがない。そして日本に入って来なくなり、入ってきても今の何倍もの価格となってしまいます。
では、木に囲まれた日本なのに何故か自前で用意ができない、日本の現状についても目を向けてみましょう。 -
日本の現状
①国内林業
1960年代に木材の輸入自由化に伴い、価格競争で安い海外木材に後れを取る形となりました。
国内木材が売れない→林業が衰退→林業従事者が減る→木材を採る数が減る→国内木材が売れない…
という負のスパイラルに入ってしまっています。
現在、林業は国内自給率は3割ちょっととかなり低く、補助金頼りで生活している事業者がかなり多くなっています。
→採れば採るほど赤字になってしまう②木材製造に関して
国内の木材を間伐して製造まで行けたとしてもすぐに木材として使えないのが木の良いところでもあり悪いところ。
使用する木材は必ず歪みなど防ぐため「乾燥」が必要となります。
天然で乾燥させる場合は1年かかり、それだと問題解決までかなり先となってしまう。
実は人工的に乾燥させる機械もありそれだと数日から数週間で終わるのですが、その機械の日本導入台数が少なく、稼働に限りがある。③国内ビルダー
木材を確保できても長期保管出来て、さらに超大型倉庫を持ち合わせているところはほぼ無いと言っても過言では思います。(家のサイズにもよりますが、1棟建てるのにおおよそ杉の木100本ほど必要と言われています。この倉庫の確保、維持するとなると大手でも莫大な費用がかかってしまいますよね)
その為、多くのビルダーさんは国内材、海外材両方を何とか仕入れようと躍起になっているところなんです。
現にハウスメーカーなど大手ビルダーさんは何とか仕入れようと動いており、現状は確保できても2021年6月以降はどうなるかと言われています。
さらに工務店レベルになると受注に入ってから木材をオーダーする所も多いので、今後予断を許さないところなんです。
以上のように海外の問題だけでなく、日本国内でも様々な問題があり複雑に絡み合って誇大化してしまっている現状なんです。
ではこれが起きるとどんな影響が起きるのか、次の章でお伝えします
3.ウッドショックの影響
ウッドショックが起きている現状から住宅業界では様々な影響が出てきます
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価格高騰
世界的に木材の争奪戦となり、日本国内での木材流通量が減少。需要供給バランスが崩れ建築価格の高騰が想定されています。
現状国内大手ハウスメーカーでは「木材」のみの価格で3~5割増しのようです。更に、木材を使用している建具なども今後価格高騰の影響が出ると思います。
その為まだまだ全体的に値段が上がる可能性もあります -
木材不足
国内流通量が減少したことにより、家を建てたくても家が建てられない事が起きはじめ、近い将来工期の遅れに伴う引き渡しが遅れる可能性も充分考えられます
以上の事が想定されます。ではこの見えないトンネルにゴールはあるのでしょうか。次章ではそれについてお話をします
4.ウッドショックのこれからについて
ウッドショックの将来に関して見通しをお話しをします。
結論から先を申し上げてしまうと残念ながらまだまだゴールは見えません。
世界的に見ても木材の需要がひっ迫しており、木材先物取引が高値を更新し続けています。
その為、この状況は当分続くと考えるべきだと思います。
しかし必要以上に悲観し続ける必要はないと思います。
今、家づくりを検討している人は以下のような手順で進めてみるのはいかがでしょうか。
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期限が決まっている人
例えば、お子さんの入学式や転勤など「期限が決まっている人」
→工務店やハウスメーカーに相談!納期遅れなども充分考えられ、希望の引き渡しに間に合わない。
そうならないためにも気になる工務店やハウスメーカーなどに早めにアクションしておくのがベストです。
因みにですが… -
期限が決まっていない人
例えば、お子さんの入学式や転勤など「期限が決まっていない人」
→取り敢えず工務店やハウスメーカーに相談!これも上と同じですが、家づくりを検討しているかたは早めの準備をお勧めします。
例えば資金計画やプランニングなど「メリハリ」を付けてみて、理想の生活スタイルを固めていき、タイミングを見計らって進めていくのが良いと思います。RayCraftセミナー
①資金計画セミナー
②プランニングセミナー
などなど・・・
ここまでお話しをしてきましたが、ではRayCraft|加藤工務店はどうなのでしょうか。
それについてもお話しをしていきます
5.RayCraft|加藤工務店の取り組みについて
RayCraft|加藤工務店ではこの状況下では以下の取り組みを行っています。
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木材の確保
長年の実績とコネクションから、現状木材の確保に至っています。
当面は問題ありませんが、今後の動向によっては材料の確保など難しくなる可能性もありますので、悪しからずご了承ください。
※その際は公式でアナウンスをいたします。 -
価格に関して
1でも示したように現状必要木材は確保していますので、そこはご安心してください。
ただ、この問題が長期化した場合は価格の見直しの可能性もございますのでこちらもその際は公式にアナウンスいたします。 -
家づくりに関して
大工さんの確保行ったりと、工期の遅れになる要因は最小限に留めています。
また、必要情報は随時公開などお客様にとって不利とならない状況に誠心誠意努めて参ります。
長文となりましたが、ウッドショックに関してお分かりいただけましたでしょうか。
この問題は自社だけでなく、世界を巻き込んで起きており、問題解決まで時間がかかる可能性があります。
でも、オイルショック同様解決しないことは無いと思っても良いのではないでしょうか。
過去、日本でも2回ウッドショックがありましたが、その都度乗り越えてきました。
今回は過去とは比較ならないと言われておりますが、悲観していてもしょうがないと思います。
今、家づくりを検討している方は取り敢えず、RayCraft|加藤工務店に相談してみてください。
すぐに解決に至らなくても、少しずつでも計画をしていけば
後々諸々楽になると思います。
「ウッドショックってあったなー」
そんな笑って過ごせる日まで一緒に頑張っていきましょう。
以上で今回のブログを終了します。
長々とお付き合いいただきありがとうございました。
では次回のブログでお会いしましょう
ではでは。。。
PR コシカ